敬老学のススメ

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花火

hanabi.jpg

台風が去り、すっかり秋の気配です。

日中の陽射が強くても、もう、灼熱地獄ではありませんね。

運動会を知らせる花火の音が遠くで聞こえました。

そうしたら、老人ホームのささやかな花火のことを書きたくなりました。



夏には、それぞれの施設の、小さな庭や、駐車場で、花火をしょっちゅう行います。

花火のにおいと、職員の子供たちの笑い声、そして、火をつけるときの緊張感が皆さん好きです。

私は、庭には出ない・・・・という方も、食堂からガラス戸越しにみています。





火は非常に危険だから、認知症が始まって、なべを焦がすなどの実害が出ると、火気厳禁は仕方がないのですが、さびしいようですね。

とくに、女の方は、料理やお茶が出来なくなるのは辛いようです。

老人ホームでも、自室に電気ポットを置いて、来客にお茶を淹れてあげる方は、何人かいます。

先日お目にかかった高齢のご夫婦は、ガスはフロだけにして、台所は全部電磁調理にしてありました。


おばあちゃんは、掃除もしやすいし、忘れても大丈夫だから、ほほほ。と笑ってましたが、ガスのときでもつけっぱなしだということはなかったといいます。

でも、転ばぬ先の杖はわるいことではありません。

在宅で介護されている方は、今年の夏は花火をしましたか?

線香花火の小さな火を、ものすごい集中力で見つめる、おじいちゃん・おばあちゃんの表情をみましたか?

火には、そういう不思議な力があると思います。





花火は、入居者のお小遣いから買ってきます。

ラムネ、ジュースなどと、いろんな花火を、ホームセンターで買ってきます。

一晩で使うのは、せいぜい三千円くらいです。花火は、大勢が楽しめて、安上がり、そして、ほとんど事前準備が要らない夏のイベントです。

川崎のホームでは、玄関前で食後に、一週間連続でやりました。

もちろん、あの、ゲリラ豪雨の時にはやりませんよ。

今年は、きっかり食後に豪雨が始まるというのが何回かあったそうです。そんなときは、ざんねんながら、順延です。


主役は、ヘルパーの子供さん。

花火が出来て、お菓子とジュースがもらえて、お母さんとそのほかのヘルパーのお姉さん、お兄さんがいて、おじいちゃん・おばあちゃんからちやほやされますから、毎日ご飯を食べたらホームに来る子もいました。

お母さんが家にいるときでも自転車で来てたといいますから、よっぽど気に入ったんでしょう。

子供の、黄色い声と、高齢者の茶色い声? が交錯します。


こういう、レクリエーションの費用は、入居者に持ってもらうしかありません。

施設で持つとしたら、それは、料金をアップしないとやっていけません。

施設で持つことにして、職員の給料を下げるか?

それもできないです。

したくもありません。



一晩三千円の花火を一週間やる約二万円のお金、それは、50人の入居者が400円ずつ出せば手に入る楽しみです。

お金で買える楽しみに、お小遣いをつかっても罰は当たらないと思います。

だからと言って、まさにつぶれかけている介護保険から、レク代を出せとは誰も言わないです。

老人ホームは、生活の場だから、生活の潤いは自分たちで調達するしかありません。



「回数が多すぎるんじゃないか?」

「このくらいのことは、施設の費用でやってほしい」

という家族からの申し立てが、数件あったとききました。

正式の意見ではなく、愚痴のようなものです。

入居者のお小遣いが減ると、家族が補充しなくてはなりませんが、それがもったいないということなんです。



「ヘルパーや、その家族の楽しみのためにやってるんじゃないの? うちのおばあちゃんは、なにやってるのかなんて、わからないわよ」

という、娘さんもいました。



そうです。認知症のおばあちゃんは、花火を見てにこにこ笑ったことも、全て忘れています。

でも、花火をみましょうね・・・・・と誘われて、にこにこと見にきてます。

そして、急に「ぼっ」と火花が大きくなったら、目を見開いて、「おお」って言ったんです。

だから、目に映る瞬間のことは、理解しています。



その、どきどきするような火の光。

ときめき、きらめき、喜びなどの感情は、残ります。

記憶は残らない認知症の人も、感情は残ります

認知症だから、何にもわからないワヨ、という家族は、こんな表情を知らないのだろうな、と少し気の毒になります。

生まれたばかりの赤ちゃんに、おかあさんは優しく話しかけますよね。

言葉は通じなくても、気持ちは通じることがわかっているから・・・・・・・・

認知症のお年よりも同じです・・・・・・





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