敬老学のススメ

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虐待事件

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忘れられない事件がありました。

埼玉県の50人規模の老人ホームで、老人の性的虐待事件が発生しました。

2年近く前のことですが、多くの介護施設で、同様の問題点を抱えていると思うので、恥をしのんでここに書きます。


この入居者のかたは今でも、その施設にいます。



また、このときに一緒に苦労した職員もたくさん残っていますので、どこの施設の誰だろう、という読み方をしないでいただきたいのです。


事件は、事業責任者の私に、ホーム長からの相談という形で上がってきました。

50人規模の高齢者が暮す施設では、紛失、喧嘩、引きこもり、家族からのクレーム、監督官庁からの検査など、多くの問題がホーム長を悩ませます。

それに加えて、入居者の健康管理ということがあります。



健康管理は、施設の売上に直結しているんです。

もし、入居者が入院すると、その人は、「介護保険で護られる人」から、「医療保険で護られる人」に変わるのです。

老人ホームではなく、病院の請求となります。

病院は経営していませんでしたから、売上が減るということです。


細かい計算は省きますが、5人入院なんてことが、ありますと、売上も一割近くダウンします。

この、入院者の入院時期と介護請求が重なっていないかどうか、というチェックは、実は、一度も受けたことがないのですが、そこはごまかしたりしません。

しかし、この売上は大きいから、背に腹は代えられない、ということで、請求しているところがあるのかもしれないと思います。

なにせ、一割売上が下がったら、給料を払うのも厳しい業界ですから。




健康管理の話は、また、別のときに書きますが、今日は、性的虐待事件です。



よその業者ですが、千葉県で、無認可の託老所が摘発され、おりに入れられて不潔な環境で衰弱した高齢者が大勢救出された事件のあとに、それは起きました。


よもや、私の見ている範囲内でそんなことがおきたなんて、とショックをうけました。

私は職員たちに、常々、「○○チャン」などという、相手を下に見て、小馬鹿にしたような呼び方をしてはいけないと、言っており、人生の先輩に敬意を払うように指導してきました。

認知症であったとしても、体が動かなくなったとしても、それまでの人生の重みを想像し、敬意を払うことと、仕事としての介護は、馴れが出るとお互いに不幸であることをいつも意識していなくてはなりません。



相手がいやがることを、意図的にしたら、退職させる。特に、職員同士でいじめをしたら、退職させる。

こういうことを言わなくてはならないのも、放っておくとよどんだ空気が、老人ホーム全体に蔓延するからなのです。


被害者は、

認知症ですが、身の回りのことは一応できるレベルのOさん。
ハンカチや時計がお洒落な80歳です。

夜だけは、オムツにして、寝ていますが昼間は、「仕事したいなあ」と、事務室の周りを、歩くことが出来ます。

こういう、身奇麗で、おとなしく、優しいおじいさんは、ヘルパーの間でも人気があります。

Oさんが朝、オムツを交換してパンツに戻るのは朝5時~6時の間です。
夜勤のヘルパーが順番に交換していきます。

そのときに、事件は起きました。

非常に気持ち悪い事件なのですが、二人の女性ヘルパーの一人が、Oさんの股間を刺激し、もう一人が口紅をべっとりつけた口で、Oさんの頬、額、に何箇所もキスマークをつけたのです。

Oさんは、嫌がる様子もなく、このヘルパーの言葉を借りれば 「喜んでました」。

ヘルパーのひとりに 「Oさんよかったねぇ、ちゅっちゅしてもらっちゃったんだ・・・・」 とはやしたて、Oさんは照れたというのです。

ふき取ったとはいえ、まだ口紅のキスマークが残っているOさんを見て、早番のヘルパーは、最初は、内出血かとおもったそうです。

これが、事件の全てです。

ホーム長から連絡を受け、現地に行き、そういうことをしたという、ヘルパーを施設に呼び出し、その場で顛末を書かせ、会社預かりとしました。

そして、翌日に解雇を決めました。



腐ったリンゴを箱に残しておいたら、他のリンゴも腐ります。

もちろん、突然にヘルパーを解雇すると、その人のアナを埋めなくてはならないから大変です。

しかし、こういう、変態ヘルパーが残っていて、いつ、次の事件や事故をひきおこすか・・・・と思うくらいなら、辞めさせたほうがよほどいいです。

なぜ、このような、異常な行動をしたのかということについては、わかりませんし、わかろうとも思いません。

人間の心の病理は複雑です。




解雇された二人のうちの一人は、二番目に古くからいる職員で、ホーム長や主任の言うことも聞かない困り者でした。

この人は、翌日、ホーム長から解雇を言い渡されたとき、事件の報告を上げたヘルパーを名指して、仕返しをするようなことを口にしたそうです。

施設の、電子錠の番号を変更し、施設に近づいたら警察に通報すると言明し、近づかない、また職員や入居者家族に接触しないという念書を提出させました。



介護業界は、待遇が悪いため慢性的な人手不足になっています。

そのため、このような気持ちの悪い事件を起こすヘルパーも、おそらくは、別の施設で働いているのでしょう。

心の闇を抱えたまま、夜勤に入ると、こういう、セクハラ(虐待)がおきるのかもしれません。

こんな、事件は私は一度しか出会っていませんし、前任者に聞いてみても、稀有のことでした。

この事件で、2名を解雇、そして、チームが再び元気になるのには、数ヶ月かかりました。

利用者の家族には、包み隠さずお話し、お詫びしましたが、大変に申し訳ないと思いました。

これが、おばあちゃんで、それを男性ヘルパー二人が性的虐待をしたのだったら、大事件あつかいでしょうが、男性がされると、大事件と感じないかもしれませんが、同じことです。





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COMMENT

処分での虐待について

私の勤めている介護施設で虐待がありました。
30代の介護福祉士が70代の入所者に平手打ちをしたのです。現場を見ていた職員も何名かいました。
その中に介護課長もいました。しかしながら、10年来の公私共に仲の良い友人である事から、見て見ぬふりをし、他の職員にも公言しないようにきつく注意をしました。
その後、他の入所者に不信な痣が増え、ある日、はっきりと口の聞けない入所者が、その職員を怯えるようになりました。
しぐさで私たちに殴られる様子を伝えるようになりました。
介護長に話しても証拠がないから滅多なことを言ってはいけない。と逆に注意を受けます。
おかしいです。
ほとんど寝たきりの入所者の頭部に皮下出血ができたり、肩に打撲痕が出来るなど考えられません。
それなのに上層部は調査さえしません。
職員は皆、不信に思っています。

| みるくここあ | 2012/04/04 13:26 | URL |















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