敬老学のススメ

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山村が崩壊する

渋谷雑踏

私の住む、埼玉県の地方都市のはずれにある町をみると、都内から私鉄で30分ほどの距離ということもあり、近くに大学もあり、若い人たちがいろんな商店でアルバイトしています。

総合病院も建設中であり、介護施設も数多く設置されています。

人口が多く、高齢者もその中で増えています。

このため、訪問介護や看護の車を良く見かけます。

都会では良く見る光景だと思います。

これは、望ましい高齢化社会のように見えます。


■高齢化する田舎町が崩壊する恐怖

しかし、私の親がすむ九州の山村や、知人から聞く北海道の村などでは、一日数本のバスに乗って、病院通いをしなくてはならない高齢者のことや、介護事業所から、対応不可能といわれる実体を聞きます。

片道一時間かかるような僻地とはいえ、そこで暮らし、耕し、育て、そして先祖伝来の家と墓がある場所に住みたい、そこで死にたいという年寄りの気持ちは誰にでも理解できると思います。

しかし、適切な医療サービスや介護サービスをうけられない現実があります。

私の遠縁のおばあちゃんは、先月から、中核市に住む従姉妹のところに同居させてもらうということになり、80年住んだ村を後にしました。

そこでは生きていけないから、という理由です。

もし、都会に住む息子夫婦と同居できるならば、暮していけますが、一人では無理です。そして、息子夫婦も、田舎では仕事がありません。

家はそのままにしてあります。

年に二回は墓参りにもどることにしたと聞きましたが、身の回りのものだけをもって、居候の身となったわけです。

よく、そのような決断をしたと思いますが、町立の病院が閉鎖され、介護サービスも来なくなったので、おばあちゃんは老人ホームに入ろうと思ったのですが、空きがなく、途方にくれていたのでした。

このおばあちゃんは、まだ、親戚がいて、おいで、といってくれたからよかったですが、その村落には、まだ20人くらいの高齢者が、ほとんどの人が独居でいるのです。

若い人は、1家族だけといいます。

この村は、まちがいなく、10年後には、無人の村になるでしょう。

区画整理しなおした水田、農業集落排水という小規模下水システム、電気、電話、舗装された道路・・・・・・全部の財産が、無駄になるのです。


■国は何もしないの?

医療や介護のサービスが僻地では受けにくいのは理解できますが、それは地方自治体の自助努力ということで国は手をださず、放り投げてもいいのかという疑問を持ちます。

都市は、介護報酬も地方自治体が加算して、多少地方よりも手厚くなっているところが多いです。

地方自治体同士は、魅力を競うわけですから、それ自体はなんら問題はありません。

ただ、日本全体から見ると、地方からは、介護職員が離れていくことは間違いありません。
そして、介護力がなくなり、高齢者すら住めなくなると、廃村が生まれます。

家族介護は、家族と同居できないのだから、考えようもありません。

都市は医療や介護問題で崩壊の危機には瀕していませんが、地方の山間部などに目を向けると、生きていくためのインフラが崩壊しているのです。


地方自治体は、財源もなく、労働力もなく、途方にくれています。

そして、国は、「それは、地方自治体の仕事だよね」と、そ知らぬ顔をしています。

その間で高齢者は苦しんでいます。
それを見ている都会に暮す息子、娘は、荒れてしまった古里を思い懐かしんでみても、もう、帰るところとは考えられないのです。

私がそうであるように・・・・・・・

地方に仕事を作り出し、都会に暮す息子、娘が、田舎の親と同居できるような財政の裏づけを作れれば・・・・・・。残された時間は、ほとんどありません。

マネーゲーム経済が瓦解した今、地方への労働力の分散をテーマとした日本改造を打ち出すリーダーが出ないものかと期待しています。


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COMMENT

No title

私自身は県都に住んでいますのでそこそこ便利な生活が送れます。
しかし当県でも山間地となると道路だけは立派ですが公共交通は皆無、最寄の町場へと出ても病院不足ということもあって特に高齢者には大変住みにくい場所のようです。
それでも代々住んできた土地を捨てることはできず、我慢しているようです。

最近高齢者の運転する自動車の事故が本当に多いですね。
一定年齢に達したら免許を返上すべき、みたいな説もあります。
私もつい先日免許の更新をしましたが、窓口の手続きすら一人では満足にできない高齢の女性が来ていました。
腰は曲がり、小学生ほどの身長、まだ運転するの?っていう感じでしたがきっと日々の暮らしを送るためには自動車が欠かせないのでしょう。
バスすら通らない山間の部落、医者の薬を貰いに出るにしてもそれ以外の手立てがないんですよね。
立派な道路は通っていても、走る車は地域のお年寄りの運転する軽トラだけ。
行政も限られた予算で大変なのでしょうが、地方切捨てが実感できる光景がこんな田舎では毎日見られるようです。

一方で都会では新線が開通したとか、高層ビル群、でも都会の生活は地方の自然があってのものですよね、それを忘れた今の政治にはほとほと情けなく感じます。
都知事の発言などは特に人を見下して不快です。
いつになったら東京湾に原発を作るのでしょう?
柏崎原発に電力供給を頼るなら、都民の電気代は今の数倍にしてもいいのではないでしょうか。
それだけ地方は疲弊しているのですから。
水もしかりです。
東京だけでは今の暮らしは維持できません。

なんてついつい思ってしまいました。

| nana | 2008/10/12 00:59 | URL |

運転せざるを得ない現実

nanaさん
田舎に住む私の父も、家内の父も80歳を過ぎてなお、現役ドライバーです。車がないと生きていけないというほどの田舎ではないけれど、車がなかったら、週3回の通院はどうなるか、かいものはどうなるか?

と、考えると、怖いけれど車をやめるようにはいえません。

代わりの案が出ないからです。

今の政治の、目先のことばかり言う連中にはあきれますが、そういう中でも、私たちは投票して、投票率を高めることによって、彼らにプレッシャーをかけていくことが必要なんだと思います。

間違っても、「期待してません」といって、棄権したら、ますます国民不在になりますから・・・・

| 八歩 | 2008/10/12 09:06 | URL |

No title

八歩様…埼玉ですか!ミミオも五反田と埼玉をいったり来たりの生活です。

母は、もともと岐阜の山奥の村の出身ですが、今となっては便利な東京のマンション暮らしが一番といっています。

とくに足を悪くしてからは、埼玉のうちにも行きたがりません。

東京で、高層ビルを建築するときには、人口減少を防ぐために、住居棟を建てなくてはいけないという規制がありますが、都心にマンションを建てるときには、老人用居住区を作らなくてはいけないという規制ができてもいいんじゃないかと思うんですけど。

でも、これでは八歩さんが危惧される地方の問題には何の解決にもなりませんね。

知恵が足らなくてすみません。

| ミミオ | 2008/10/12 16:56 | URL | ≫ EDIT

No title

ミミオさん

老人居住用の賃貸住宅は潜在的な需要があるんです。
高齢者専用住宅(高専賃)とよばれる住宅がそれです。

これがなかなか手ごろなものがないのですよ。
高齢者が普通に暮すための、緩やかなネットワークがほうかいしちゃってるからなんですね。

どうにかならんかしらん・・・・・

| 八歩 | 2008/10/12 19:18 | URL |

No title

八歩さん、トラックバックありがとうございます。

「山村が崩壊する」を読みまして、地方分散について
問いたことがあったので、自分のブログで質問させていただきました。
なにか意見を貰えましたら幸いです。

それでは。

| 夢綾 | 2008/10/14 04:33 | URL | ≫ EDIT

No title

夢綾様

そちらにお邪魔しましたら、いかがわしいサイトからの投稿がそのままになっておりましたので、そういう投稿と私のコメントがならぶことに逡巡がありましたので、こちらでコメントをつけさせていただきます。

生活インフラが整っていないようなところに、強い意思で住み続けるのであれば、その方の自己責任だと思います。

そういうところまで、公共からの支援をすると、ご指摘のように財政も環境的にも無理かつ無駄でありましょう。

ただ、農集排水、農地整理、道路舗装などを過去にやってきたところが居住不能になるのはもったいないと思います。三十戸ほどの集落でも、これだけのことをするのには、6億円くらいはかけているはずですから。

| 八歩 | 2008/10/14 09:13 | URL |















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