敬老学のススメ

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趙治勲さん 囲碁の記憶(その2)

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もう、碁石では遊ばない・・・・悲しくなるから・・・・と思った三歳の少年が、次に興味をもったのは将棋でした。

田舎町で一番将棋が強いという評判の、近所の医者のおじいさんが、かわいがってくれたので、入り浸っていました。

この家は、洋館で、お手伝いさんがいて、運転手もいる家でした。

なぜ、私のようなランニング一丁の少年を可愛がってくれたのかはわかりませんが、おじいさん先生(地元では老先生、息子の医者を若先生と呼んでいた)は、私に、外国製のハッカのアメをくれました。

それは、サクマのドロップの白いヤツよりももっと甘かったと記憶しています。

40年以上前のことですが、私にも利発で可愛い少年時代というものがあったのです。




老先生の家にはピアノがあって、夏になると、私と同い年の女の子が一週間くらい、お母さんと都会から帰ってきました。

ピアノ・・・・白いテーブルクロス・・・・ガラスの器に盛られたカットフルーツ・・・・洋菓子・・・・レコードプレーヤー・・・・東京言葉の女の子。



田舎町でれんげの蜜を吸い、カブトムシと戯れ、庭で鳩を飼って伝書鳩にしようと考えるような少年(→私のことです) にとって、目のくらむような道具立てです。


有島武郎の一房の葡萄と似ていますが、私の記憶は、もちろん実話です。

・・・・西洋葡萄、真白なリンネルの着物、細長い銀色の鋏、真白い手の平に紫色の葡萄の粒が重って乗っていたその美しさ、大理石のような白い美しい手・・・・そこまではそろえることが出来ませんが・・・・


将棋の勉強はもっぱら、新聞将棋と、詰め将棋の古い本だけ。

それと、おじいさんとの対戦。小学校1年生の時には、自称初段のおじいさん先生にほとんど負けなかったから、けっこう天狗になってました。

中盤まで形勢不明だったら、必ず一手違いで勝てるようになっていました。



実はそのとき以来、新聞で碁も見ていたんです。

天才趙治勲登場。
坂田時代に挑む林海峰。
石田コンピュータ二枚腰の林名人を倒す。
殺し屋加藤登場。
四隅を取らせて勝つ空前の宇宙流武宮。

全部思い出せます。



父が囲碁雑誌に掲載された、天才趙少年と林名人の対局については、何かをわたしに語ったことを覚えています。

父は私が泣いたあと、一度も碁石を触らないことについて、どう考えたのかはわかりません。

父がまだ生きている間に聞いてみたいと、最近になって思います。

それ以来、ほとんど碁のことは話題にしなかったのですが、趙少年は、自分の息子と一つしか違わないということで、私に関心を持ってほしかったのだと思います。

そんな小さい子供が、外国から来て、お父さん、お母さんと離れて暮らすなんて、考えただけでも涙がでそうに思いました。

言葉も通じないだろうし、なぜそんなかわいそうなことをするのだろうと思っていました。

そのときから、ずーっと、趙さんの大成を蔭ながら応援してきました。


ファンとして決めていることがあります。

それは、趙治勲の名を冠した本が出たら、必ず購入するということです。

そのため、趙さんが本格的に売り出し中の頃、昭和55年頃には、碁を打つ気もないのに、趙治勲さんの打碁集を買いました。

本格的な布表紙の装丁の、高い本だったけど、趙さんを応援するためには、買わなくてはならないと思いました。
この頃は、まったく碁をうちませんでした。

その後も出れば、自分のニーズやレベルと関係なく、買いました。
そして、買うとやっぱり、一応目をとおしてきました。

「命がけで打つ」は棋士のエッセイ。

さびしかった来日のころや、お姉さんと慕っていた礼子さんを小林光一さんにとられたこと、奥様になる方とのやり取りなどをつづった、生き生きとした青春私小説のようでした。

実は、打たないだけで、NHKのテレビ囲碁は大学生になって一人暮らしをはじめるようになってから、は毎週のように見ていました。

伯父の家で、月刊誌も見ていましたから、昭和の碁の軌跡は良く知っています。

扇風機もない四畳半の部屋で、白黒のブラウン管を見ながら、30年前の私は何を考えていたんだろう。

思い出せないということは、なにもかんがえていなかったのかもしれません。


昭和55年夏頃のこと

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